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ピコレーザーによるエイジングケア

ピコレーザーとは?従来のレーザーとの違い

ピコレーザーは、シミやくすみのケアを目的としたレーザー治療の一種です。従来のレーザー治療は熱エネルギーを利用して色素を破壊する仕組みでしたが、ピコレーザーはレーザーの照射時間(パルス幅)が短く、色素をより微細に破壊できる特徴があります。

従来のQスイッチレーザー(1990年代)はパルス幅がナノ秒(ns)単位でしたが、ピコレーザーはピコ秒(ps:1兆分の1秒)単位で照射されます。これにより、皮膚への負担を軽減し、より短時間での施術が可能になっています。

ピコレーザーのメリット – 肌への負担を最小限に

ピコレーザーには、以下のような特徴があります。

1. ダウンタイムが比較的短い

従来のレーザーでは、治療後にかさぶたができることがありましたが、ピコレーザーは衝撃波を利用して色素を細かく砕くため、肌への負担を抑えやすいといわれています。これにより、施術後のケアが比較的容易になっています。

2. 麻酔を使用しなくても施術可能なケースがある

照射時間が短く、皮膚への刺激が軽減されるため、従来のレーザー治療に比べて痛みが少ないといわれてます。ただし、痛みの感じ方には個人差があり、部位や治療内容によっては麻酔が必要になることもあります。

3. さまざまなお肌の悩みに対応可能

シミやくすみなどの色素沈着への対応が期待されるほか、コラーゲン生成をサポートすることで、肌のハリ感を目指す施術としても用いられることがあります。

ピコレーザーの施術対象 – どんな悩みに適している?

ピコレーザーには、スポット、トーニング、フラクショナル、入れ墨(タトゥー)除去の4つの施術方法があり、以下のような肌 の悩みに対応可能とされています。

スポット(単発のシミに対する施術)

  • シミ・そばかす ※肝斑(かんぱん)、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などを除く

トーニング

  • シミ・そばかす
  • 肝斑
  • くすみのケア

フラクショナル

  • ニキビ跡の色素沈着
  • 毛穴の開き
  • 赤ら顔
  • 小じわ

入れ墨(タトゥー)除去

 

特に肝斑の治療では、従来のレーザーでは刺激によって悪化するリスクが指摘されていましたが、トーニングは低出力で均一に照射できるため、治療法のひとつとして検討されています。ただし、適応には医師の診察が必要です。

Picowayの特徴とは?

ピコレーザーにはさまざまな機器がありますが、Picowayはその中のひとつとして使用され、以下のような特徴があります。

異なる波長を使用し、幅広いお悩みに対応できる可能性がある

Picowayは、532nm、730nm、1064nmの異なる波長を搭載しています。これにより、シミやそばかす、肝斑、タトゥー除去などの施術に用いられます。

短いパルス幅(照射時間)

Picowayは、ピコ秒単位での照射が可能な機器とされており、比較的短いパルス幅が特徴です。これにより、肌への負担を抑えながら施術を行うことができます。

リジュビネーション効果が高い

リジュビネーションとは、肌の若返りを目指す施術の総称であり、Picowayによる治療もその一環として活用されることがあります。トーニングによりシミや色素沈着の除去だけでなく、フラクショナルにより肌の奥深くに働きかけることで、肌のハリや質感の向上をサポートすることが可能です。

すなわち、トーニングによりシミ治療を行い、フラクショナルによりレーザーの微細な衝撃波が皮膚内部に刺激を与え、コラーゲン生成の促進し、肌のターンオーバーをサポートすることで、肌のキメを整えたり、ハリのある肌を目指すことができます。トーニングとフラクショナルを組み合わせたコンビネーション治療は、肌全体のトーンアップや質感の改善し、リジュビネーション効果が高いといわれています。。

ただし、肌質や施術後の経過には個人差があるため、Picowayを用いたリジュビネーション効果については、医師のカウンセリングを受けたうえで、適した施術を選ぶことが大切です。

詳細なパンフレットはこちら

シミ治療の効果(施術例)

730nmによるスポット治療1回の施術後
Fusion532nmによるフラクショナル治療3回の施術後
1064nmによるトーニングとFusion532nmによるフラクショナルによるコンビネーション治療4回の施術後

Picowayによる入れ墨(タトゥー)除去

Picowayは、入れ墨(タトゥー)除去にも有効といわれています。従来のQスイッチレーザーと比較して、ピコ秒単位の短いパルス幅で照射することにより、インクの粒子をより細かく砕くことが可能とされています。これにより、入れ墨の色素を分解しやすくなり、徐々に薄くすることが期待されます。

特にPicowayは、異なる波長(532nm・730nm・1064nm)を用いることで、黒や青などの濃い色のインクだけでなく、赤やオレンジといった比較的除去が難しい色素にも対応できる可能性があります。ただし、入れ墨の種類やインクの濃さ、施術部位によって治療回数や効果には個人差があり、複数回の施術が必要となるケースが多いです。

また、入れ墨除去の場合は、シミ治療と異なり比較的強いエネルギーを使用するため、経皮麻酔が必要になります。施術後は、一時的な赤みや腫れ、炎症性色素沈着(PIH)が生じるため、創部の保護、トラネキサム酸の内服など適切なアフターケアが求められます。当院では、医師の診断のもと、治療計画や必要な回数について決定できますので安心してご相談いただけます。

タトゥー除去の症例

タトゥーの堀の深さや配色によって除去の難易度に差があります。ご自身のタトゥーがどれくらい除去可能かについては、カウンセリング時に診断いたします。

単色の場合は比較的除去が容易です
複数色が混じる場合はタトゥーが落ちづらい傾向にあります。

 

PicoWay施術の流れ

PicoWayの施術は、以下のような流れで行われます。

  1. カウンセリング・診察
    肌の状態を確認し、適した治療方法を提案します。

  2. クレンジング・洗顔
    施術前にメイクや皮脂を落とし、清潔な状態にします。

  3. レーザー照射
    PicoWayを用いて、施術部位に照射します。施術時間は約15分~30分程度です。

  4. 施術後のケア
    施術後は、医師の指導に従って適切なスキンケアを行います。紫外線対策をしっかり行うことが推奨されます。

PicoWay施術後の注意点

PicoWayは比較的ダウンタイムが短いとされていますが、施術後に注意すべき点があります。

紫外線対策を徹底する

施術後の肌はデリケートな状態になっているため、日焼け止めを使用し、帽子や日傘でのUVケアを行うことが推奨されます。

保湿をしっかり行う

乾燥を防ぐため、保湿ケアをしっかり行うことが大切です。

刺激の強いスキンケアは控える

ピーリング剤やアルコールを含むスキンケア製品の使用は、施術後1週間程度控えることが推奨されます。

シミやくすみでお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

Picowayは、シミやくすみのケアを目的としたレーザー治療のひとつです。照射時間が短く、従来のレーザー治療と比べて皮膚への刺激を抑えることが期待できます。治療の詳細については、当院で医師の診察を受けたうえで、適した方法を相談ください。

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