栄養状態とエイジングケア
エイジングケアのための食生活
皆さん、バランスよく食事を摂っていますか?
若々しさを保って健康にエイジングケアを実践する上で、食事はとても重要です。 私たちが口にする食べ物は体の中で吸収されて細胞のエネルギーになったり、骨、筋肉、脂肪、皮膚、髪などをつくります。
つまり食事は私たちの体をつくる原料なのです。
ですので、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることが体が若さを保つために必要不可欠なのです。
では、エイジングケアに効果的な10大栄養素を見てゆきましょう。
10大栄養素
1.脂肪の少ないたんぱく質
筋肉、骨、ホルモンなど体全体を形づくる素材。
2.血糖値の上昇がゆるやかな低GIの糖質
糖尿病や肥満の予防
3.体を汚さずめぐりを良くする脂質
体のエネルギー源になったり、ホルモンを作ったりする栄養素。
4.体のキレイと元気を保つ食物繊維
満腹感を与えてくれるダイエット食品。便秘解消「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」
5.体のサビを落とすビタミンC
肌ではしみのもとになるメラニンの生成を抑える。肌以外では体のサビ(酸化)を減少する抗酸化力。
6.美肌と細胞の再生に必要なビタミンA
皮膚の代謝を高めて美肌力を高める。
7.エネルギー代謝を活発にするビタミンB群
細胞の新陳代謝を高めて肌や髪の健康維持。ホルモンの分泌を調整し若さを保つ。
8.血管をキレイにする脂溶性のビタミンE
脂溶性のビタミンで、体を内側から錆びさせる。
活性酸素を取り除く抗酸化力。血管をきれいに保って血行を促進。
9.野菜が持つ戦う力~ファイトケミカル
抗酸化力。
10.ミネラルと食物繊維豊富な海藻
糖や脂肪の吸収を抑制して血糖値の上昇を防ぐ。内臓脂肪の増加を抑制する。
エイジングケアにおける食生活のこつ
自分に合う食材を見極めて積極的に摂ることです。
また、その際には旬の素材を選びましょう。 旬のものは鮮度があり栄養素も豊富で人間の体にも潤いとパワーを与えてくれます。
食事の量が減り、栄養が偏りがち(低栄養状態)だと思う時は、なるべく多くの食材を使ってエネルギーを補給する事をお勧めします。
低栄養を予防し老化を遅らせるための食生活指針
- 3食のバランスを摂り、欠食を避ける
- 動物性タンパク質を十分に摂る
- 肉と魚の摂取量を1対1の割合にする
- 肉は様々な種類を摂取して偏らないようにする
- 油脂類の不足がないようにする
- 牛乳は毎日200ml以上摂るようにする
- 緑黄色野菜や根菜などいろいろな種類の野菜を摂る
- 食欲がないときはおかずを先に食べごはんを残す
- 酢、香辛料、香味野菜を上手に利用する
健康寿命を長くする栄養学の基本は、いろいろな物を適度に食べ、規則正しく、おいしく、楽しく食べる事。